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カテゴリ:色は匂へど( 7 )

ト.夏の陽の思い出

職業柄、不規則ではあったものの数日間の休暇を得た8月は半ば。
今一つはっきりしない今年の夏空は、肝心の日に台風の接近も重なり
予定していたあの場所への再訪も少々心配になってきたのは事実だった。

でも、菜園の向日葵の様に明るいダヴィッドさんの笑顔と彼が作る愛情たっぷりの
美味しいパンに魅せられた僕は、天候の好転を信じて予定の時間に足利を出発した。

それに今回のつくばツアーにはどうしても訪れたい場所があと二箇所もあるんだ!
それは、Elvis Cafe を綴る僕にとって夏の思い出を作るのにぴったりの場所・・・

そう、“夏の陽”の思い出に・・・


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さわさわと風にたなびく薄黄金色をした麦の穂の遥か向こう、
緑に覆われたなだらかな裾野の中腹に小さく見え隠れする朱色の鳥居。

筑波山の麓までやって来た僕は、流れる雲が山の頂上を覆ってゆくのが
とても気になって、付近の駐車場に車を停めて暫くの間眺めていた。


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白・・・黒・・・緑・・・何本もの直線が一点に集まるその先に小さく見える筑波山。
この何処までも果てしなく続いてゆくかの様に思われる深緑の回廊を進み、
つくばの街を縦断しきった頃に辿り着くダヴィッドさんのパン屋さん・・・

彼が此処を訪れた際、この街路樹は必ずと言ってもいい位紹介されていたっけ・・・

ダヴィッドさんと(そしてご家族の皆様にも!)素敵な再会を果たした僕は、
筑波山の方から南下してきたこの国道を筑波大学の辺りまで戻って来たのだ。


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つくば植物園


この通りを隔てて大学の真向かいに位置している国立の植物園こそ、
今回僕がどうしても訪れてみたかった最初の目的地だったのだ。

非常に大きな植物園は、屋内外を合わせ約3000種類もの世界の植物が
栽培されており、広大な敷地は当然の事ながら生息環境ごとに区分けされていた。


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ヤマユリ


まだ十回にも満たないこのElvis Cafeだが、お気に入りの花であるのは勿論、
初夏にスタートしたという事もあって百合の仲間を紹介する機会が多かった。

大きく開いた純白の花弁の真ん中に入った黄色いラインと茶色の斑点、
更にその表面を漂うオレンジ色の細長い葯とまるで恒星の様に鎮座する柱頭。
その全てがあたかも計算しつくしているみたいな完璧なフォルムとバランス。

そんな、夏の花の王様と形容したくなってしまうこのヤマユリだけれど、
僕が真っ先に思い出すのは、やっぱり彼のあの日記の中だった。

兄弟と父の“ひと夏の思い出”・・・僕も思い出を求めて此処まで来たんだ!


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キヨスミギボウシ


この植物園では、普段お目にかかる事の出来ない希少な植物に出会えたりもする。
その名の通り清楚な淡紫の君を見掛けた僕は、先日の“清く澄んだ”日を思い出していた。


そして中央広場では、この季節の野草としては非常に人気の高いあの花が咲いていた。


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サギソウ


透き通る様な白い翼を大きく開いて可憐に羽ばたこうとしている白鷺の花は、
同時にあの悲しい物語をも連想させる悲哀に満ちた表情をも覗かせている様だった。

その美しく舞う姿に、一年のほんの一時だけ酔いしれてしまうのだ・・・


綺麗な白鷺に別れを告げた僕は、温室の方に行ってみる事にした。


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熱帯資源植物温室


まるでジャングルの中に突然現れたガラス製のピラミッドみたいな大きな三角形の温室は、
一瞬でアマゾンかインドネシアの熱帯林にワープした気にさせる不思議な空間だった。

でも、そんな非日常的な、ドキドキする感覚を期待して僕は中に入った。

非日常?・・・ドキドキ?・・・此処はディズニーランドでも映画館でも無い単なる
植物園の温室で、いくら珍しいと言っても唯の植物が並んでいるに過ぎない。
でも、どういう訳か今の僕には此方の方がずっと魅力的に感じるのだった。

此処にあるモノたちが・・・“リアル”だからかな?


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そう、此処はリアルな植物に覆われた“ジャングル”なんだ!!

そして真っ先に僕を出迎えてくれたのが・・・



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バナナ


まるで此方に手招きしているみたいなコミカルな風貌の萼の付け根からは、
この姿から想像もつかない可愛らしい花が咲き、やがて例の黄色い実をつける・・・

Cindy、君の日記には幾度となくバナナが登場するけれど、こっちは見た事無いんじゃない?


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カカオ


更にもう一つ、君の大好物の“本来の姿”を紹介しておくよ。

それにしても、これがあの甘くとろける魅惑のチョコレートの元の姿だなんて、
初めてチョコレートを作り、食した人々には驚きを通り越して感嘆の念を覚えるよ。

君もそう思うだろう・・・いや、そんな事は考えないよね・・・(褒めているんだ!)


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ウツボカズラ


思わず微笑んでしまいそうなユーモラスな植物を見た僕は、
先日遊びにきた甥っ子が持っていたポケモン図鑑を思い出した。

今思うと、あのアニメには珍しい花や植物をイメージしたキャラクターが
少なからず登場していたけれど、最近まで全く気にも留めていなかったっけ・・・


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温室を後にした僕は、この広い植物園を更に散策してみる事にした。
敷地内には池や湿地もあって、其処に生息する希少な植物にも出会えた。

そんな中、絶滅危惧植物が植栽されているエリアで見つけたのが・・・
今回のイニシャルでもある、「ト」の花だった。


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「トラノオスズカケ」


細長い茎から等間隔に付いた葉は一枚ずつ左右交互に出ていて、
葉の付け根から小さな円錐状の紫の穂がちょこんと伸びていた。

淡い紫の付け根と爽やかな黄緑の穂先のコントラストが清々しいけど、
この可愛いフォルムとツートーンのバランスから僕が連想したのは・・・

何を隠そう“アポロチョコ”だった!!
彼に負けじと、僕もチョコやお菓子が大好きなんだ・・・


本来は山伏が修行の際に身に付けた鈴懸と太くて荒々しいイメージの虎の尾が
名称の由来なのだと言うのだけれど、僕の中ですっかり“アポロ”になってしまった
イニシャル「ト」の君には恐らくこの様な場所でしか会う事が出来ないのかも知れないね。

本当の虎だってもう動物園でしか見る事が出来ないんだ、21世紀の現代では・・・


中央広場から入り口までのプロムナードを歩いていた僕は頭上を覆い尽くす
街路樹の無数の黄色い葉っぱと、木漏れ日の優しい日差しをぼんやりと眺めた。


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「トチノキ」


僕の地元、栃木県の県木がこのトチノキである事は小学生の頃から知っていた。
でも、こんな形の木でこんな色の葉っぱをつけるなんて、今まで意識した事も無かった。

植物のブログを始めて僕が知ったのは花や草の事だけでは無くて・・・

そう、僕が住んでいる土地の風土や歴史、いつも見ていた(筈の)木や空の色、
更には空気や土の香り、風の心地良さまで新鮮な感じがした・・・


トチノキのプロムナードを渡り正門を出た僕は、もう一つの目的の場所に向かった。
僕が忘れていた自然の恵みを思い出させてくれる、もう一つの場所に・・・


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市街地に位置しながらも大きな通りからはかなり奥まった場所に位置していた。
周りを竹林に囲まれ、すぐ側にはお寺もあって、本当に此処が開発著しい
研究学園都市の街中なのだろうか?と感じてしまうロケーションだった。

このスタイリッシュな外観と、全く相反する様なお店の名前・・・
都市と自然、現代と歴史が絶妙に溶け合った、そんな印象が此処にはあった。


そして一歩中に足を踏み入れると・・・


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目の前に広がるカウンターを彩るスイーツの数々に僕はすっかり舞い上がった!

これは彼がウットリとするのも無理は無いだろう・・・僕もそうなのだから・・・


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スッキリとした印象の洗練された店内は奥のカフェスペースまで続いていた。
真っ白な背の高い壁と無垢材のテーブルは、意図的に装飾を極力排していた。

その訳は・・・視線を上の方に向けてみると・・・あっ!!


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そう、此処では“本物”が店内を飾ってくれているのだ。


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先程“何の装飾も無い”と告げた店内だが、二つばかりの例外があった。
一つはワインを陳列している棚の上に掛けられた非常に大きな葡萄の絵画、
そしてもう一つが、カフェスペースの真っ白な壁に掛けられた4枚の植物の絵。

四季だろうか、それとも此処つくばの自然だろうか、同じサイズの正方形の4枚は
其々が個性的でありながら一枚の絵巻物の様に繋がっている風でもあった。
それらの絵画があたかも4つの窓越しに覗く風景の様に自然に存在していたので、
部屋を飾っているというよりこの建物の必要不可欠な一部といった印象がした。

そんな4枚の絵の中で一際僕の目を捉えた一枚があった。
全てを受け止めてくれるカンバスいっぱいに広げた大きな白い花弁、
そのゆったりで泰然自若な佇まいは穏やかで落ち着いた気分にさせてくれた。


そして、“それ”は店内に陳列されていたワインの木箱の中で休んでいた。


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あぁ、見つけたよ・・・
僕は“夏の花”を求めて、此処つくばにやって来たのさ。

実は事前に取り置いてもらっていたのだが、こうして木箱に入った
彼を見ていると何だかこっちまで安らいだ気持ちになってくるんだ・・・


知る人ぞ知る自然派ワインとスイーツのお店ではあったが、
更にもう一つ、このお店で忘れてはならないのが・・・


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クマさん、キミもお腹が空いていたんだよね。
大好きなチョコレートパン・・・あっ、彼の大好物でもあったよね。


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まずサーヴされたのはひんやりとしたこのスープだった。

ぽってりとした舌触りは、野菜の質感をなめらかに感じられるギリギリの
バランスを保っていて、スープでありながら野菜そのものを食している気分だった。

以前、このブログをスタートさせるきっかけになったあのお店で
最初にスープが運ばれた際に店主が言ったひとこと・・・

  先ずこのスープで身体をチューンナップして下さい

一口、また一口、僕はその言葉を思い出しながらスプーンを口に運んだ。
野菜の甘みとコクがまるで身体の隅々に沁み渡っていくのを感じながら・・・


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キッシュと塩味パウンドケーキのお皿


キッシュ・・・パウンドケーキ・・・サラダ・・・そして、デザートまで!!

思わず歓喜の声をあげてしまいそうな、バラエティーに富んだこの一皿は、
更にキッシュとパウンドケーキを好みに応じてチョイスする事も出来た。

メニューに踊る魅力的な食材の数々から一つだけを選ぶ時のワクワク感に、
プレートが運ばれるまでのドキドキ感とテーブルに置かれた際の感激と言ったら・・・


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キッシュプロバンサル


なす、トマト、ズッキーニといった夏野菜がたっぷりと入ったキッシュの、
ふんわりとした卵のまろやかさの中から溢れ出すジューシーな野菜たち。

ほど良いやわらかさとギュッと詰まった食感の野菜本来が持っている
甘み、酸味、コクと旨みの全てrがサクサクの生地とふわふわ卵にマッチして・・・

太陽の恵みをいっぱいに受けたプロヴァンス地方の郷土料理を
そのまま頂いている様な、陽気で元気な夏に相応しいキッシュだった。


更にパウンドケーキも夏らしいひと品に決めていた・・・


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ケーク・オリーブシトロン


このお店のスペシャリテと呼ぶにピッタリの塩味のパウンドケーキは、
そのまま頂いても勿論最高なのだけれど、このプレートに合わせた際の
他の料理との絶妙の相性は他では決して体験する事の出来ないものだった。

ふんわりでしっとりとした食感の生地から仄かに薫るレモンの爽やかな香りと
心地良いほろ苦さ、そして微かな塩味が生地の優しい甘さをも一層引き立てていた。
思わず夢中で頬張っていくと、所々にオリーブの実がゴロっと散りばめられて、
ムギュっとした食感と共にオリーブ特有の香りが丁度良いアクセントになっていた。


キッシュがプロヴァンスならパウンドケーキはイタリア南部だろうか、
共に地中海のそよ風をいっぱいに感じさせてくれるプレート・・・


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ハーブティー


食後にのんびりと頂く温かいハーブティーは胃腸の調子を整えてくれるばかりか、
食事での興奮を穏やかな気持ちに誘ってくれ、とてもまったりとした気持ちにしてくれる。

香り立つハーブの心地良さに、僕は暫くの間席を立つ事が出来なかった。


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つくばで出会った2回目の向日葵は、竹林に覆われた“フランスの田舎”の、
ピュアな空気がゆったりと漂っている、この真っ白な建物の中だった。

足利を出る際の何処か不安を掻き立てる様な鼠色の空模様は、
何時しか真夏の抜ける様な青空と雲へと変わっていた。


まるでビールやソーダの様に栓抜きで開栓すると、ポンっと響く軽やかな衝撃と共に
キラキラと輝く白金色の液体がシュワシュワと音を立てながらグラスに満たされていく。

暑い休日の午後、やや強めに冷やされたワインはスッキリとしたのど越し、
爽やかな味わいはそのままに、夏の薫り・・・大地の薫り・・・太陽の薫り・・・

葡萄と自然と作り手の情熱が一つになった綺麗なグラスをぼんやり眺めながら、
僕はこの1ヶ月の、そう、Elvis Cafeが始まったこの夏の思い出を噛み締めていた。


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ポタジェとカンパーニュ・・・
向日葵とヒマワリ・・・
パンとワイン・・・

この夏つくばの地で二つの“夏の陽の思い出”を作った僕だったけど、
まだまだ暑い夏は終りを告げてはいなかった・・・恋焦がれる様な褐色の・・・
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by mary-joanna | 2009-08-16 13:35 | 色は匂へど

ヘ.清く澄んだ街角にて

 何処に向かっているんだい、そっちは街中じゃあないか!!


勿論分かっているさ、でもね・・・

此処には森林に負けない深い緑がある。
此処には庭園に負けない華麗な花が咲く。
此処には草原に負けない爽やかな風が吹く。

此処、清住に向かう大通りには・・・


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先日の日食では何ともロマンチックな太陽のかくれんぼを見る事が出来たが、
この日、お天道様を隠していたのは空一面を覆い尽くしていたどんよりとした雲。

とても7月の終わりとは思えない空模様であったが、僕は栃木県宇都宮市にやって来た。


JR宇都宮駅から続く市街地の中では随一の大通りは、商業施設は勿論、
付近の通り一帯も含めると裁判所や地方銀行の本店、美術館に学校などの
政治、経済、文化に渡るまさに街の大動脈とも言えるメインストリートとなっていた。

そんな市の中心に位置する大通りに沿って進んでゆくと、例のコンビニが現れる。
彼がこの街で大のお気に入りの、“あのカフェ”へと続く曲がり角だ!


勿論僕だってあの穏やかな時の流れを体験したくてこの街を訪れたのだが、
この中々右折出来ないコンビニを曲がる前に、もう一軒行く場所があった。

そう、今の僕にとっては本題とも言うべきその場所は、コンビニのすぐ先なのだが・・・


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しっかりと舗装された片側2車線の通りには途切れる事無く車が往来し、
広めにとられた歩道には街路樹すら備わっているものの、ぐるりと見渡して
目に飛び込んでくるのは数階建てのコンクリートの建築物や店の看板ばかり・・・

と、これまでお腹一杯なくらい目にしてきた“今の”市街地に有りがちな情景に、
一杯の爽やかな涼茶が差し出された様な、清々しい出で立ちの古民家が一軒。


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この大通りにあっては明らかに異質な存在なのに、何故か全く違和感無く、
この風景のこの場所に無くてはならない存在としてマッチしている様に思えた。

更に、この建物の軒先を埋め尽くさんばかりの大小様々な夏の草花は、
まるでこの古木の柱やトタンの赤屋根に寄り添う様に自然と溶け込んでいて・・・

そんな優しさすら感じさせる繊細な野草たちの中に、最近様々な紙面で
目にする“あの白鷺”より小さくて可愛らしい“鷺の群れ”が飛び立とうとしていた。


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建物の正面には何とも存在感のある重厚な扉が備わっていた。

昔ながらの伝統的な蔵戸をリフォーム時に合わせたとの事だったが、
みんなをしっかりと支え、守ってくれる大事な扉が頼もしく見えたりもした。


実は此処こそが、僕が今回どうしても訪れてみたかった場所・・・
つまり、“お花屋さん”なのだが、此処は本当には花屋さんなのだろうか?

この重厚な扉の向こう側でまず始めに出迎えてくれたのが・・・


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そう、やっぱり花屋さんだもの、暖簾にだってちゃんと描いてあるじゃ無いか!

そして、建物の中をぐるっと見回した僕は思わず感嘆の声を漏らした。
確かにこの建物は、取り壊しを免れた築数十年の古びた家屋かも知れない。

でも、この空間を満たしているものと言ったら・・・


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そう言えば、これまでの僕のブログで紹介してきた草花はどれも皆、
太陽の下でのびのびと咲き誇って、生い茂っていたよなぁ・・・

花屋なのだから建物の中は当たり前だって?

うん、でもこの花屋さんの草花たちを見てごらんよ!

適度に抑えられた仄かな明かりの下でのんびりと寛ぐ草花たちは、
まるで此処が建物の中とは思えない程とっても生き生きとして楽しそう。


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例えば・・・ほら、水色の玉とピンクの玉がプカプカ浮かんで仲良く遊んでいるよ。

まるで、サイダーの泡を見ているみたいに・・・キラキラ輝いているみたいに・・・


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まるで道端にひっそりと咲いているかの様に何処か控えめで、
でも、立ち止まってくれた人に笑顔になって欲しくって・・・


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トリック


栃木県一の街の、しかも市の中心の大通りで、こんなにも外の喧騒を忘れて
穏やかな気持ちにさせてくれるなんて・・・何かトリックでもあるのかい?


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「ベロニカ(トラノオ)」


店員さんに僕のブログの主旨を打ち明け、今回のイニシャルについて
相談すると、奥から紫色の穂をした細長い花の束を持ってきた。

一目で気に入った僕は、直ぐに購入する事を店員さんに告げた。

突然の僕の申し出にも、非常に親切かつ丁寧に説明をしてくれた、
二人の店員さん、そして店長さんにはこの場でお礼を申し上げたいと思う。


さて、少々長居し過ぎたかも知れない。時刻もお昼を回り、僕のお腹も空いてきた様だ。
購入する花の取り置きをお願いした僕は、先程のコンビニを予定通りに曲がって進んだ。
恐らくCindyが何度と無く通ったであろう例の細い路地に入って、そう、あの場所へ・・・


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その細い路地を右に左に2回ほど曲がると見えてくる、あの平屋の一軒家。

さっきの花屋にも劣らない、正真正銘、まさに“昔の”家屋に着いたよ。


そして、僕はこの場所で再び昭和にタイムスリップするんだ!!
懐かしいセピア色で満たされた、けれども未だ一度も体験した事の無い・・・


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初めまして、牛さん。
これからは彼に代って僕が君を紹介させて頂くよ。

まだまだ僕は“ちっちゃい”けれど、何時かきっと、君の様にどっしりと
腰を落ち着けていたいんだ・・・そうすれば彼だって・・・


中に入った僕は店長さんのご厚意で部屋を見せて貰った。


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この部屋は確か昨年の夏、“シェーブル”が残した手記を
物語にした際にあの人が食事した場所・・・

部屋の中央を占めている長テーブルに掛けられたクロスは・・・


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そうだね、君たちもしっかりと紹介しておかなきゃ、ね!


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無数についた柱の傷が、この建物の歴史を物語っていた。

現在の住人はというと、細長い腕と緑色の可愛らしい手を
いっぱいに伸ばして僕に挨拶をしてくれている様にも見えた。


そしてまた一つ、この柱に生きた証が加わってゆくのだ・・・


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柱にはもう一つ、昔の家の大黒柱には必ず掛けてあったボンボン時計も。

ねぇ時計クン、お願いだからもっとゆっくりと時を刻んでくれないか!


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このお店の店長さんはとても研究熱心だ。

でも、その根底には非常に柔軟な発想と・・・
何よりもワインやチーズに対して大きな愛情を注いでいらっしゃる。

だからこのお店は安らぎや温もりで満たされている気がして・・・


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まるで大正時代の洋館の一室と彼が語っていたのも頷ける、
このダイニングで、僕もロマンチックで優雅な食事を堪能したいな。

でも、僕が座るべき席は最初から決めていたのだった。


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昔風なら縁側の廊下とでも呼びたくなる(実際に呼ばれていた?)、
部屋と庭とを隔てるスペースに配された円テーブルとラタンのチェアー。

そう、この席こそ彼、Cindyの大のお気に入りだった席でもあり、
“Little”と称する僕が紹介する事をずっと夢見てきた席でもあったのだ。


雲に遮られた緩やかな白い光が硝子戸から差し込んで、
この空間にある全ての物に微妙な陰影を作り出していた。

何て、ゆったりとして落ち着いた気持ちになれるのだろう・・・

日々の事が遠い彼方へと消えていきそうだよ・・・
いや、それはこの清住の地にやって来た時から感じていた事、
先の花屋さんから此処へと繋がる路地は時空をも超えてしまうのかな?

そんなとりとめの無い妄想に駆られそうになっていた時だった。


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あの頃のスパゲティミートソース


最近の凝った作りではなく、とてもシンプルで子供の頃お母さんが
手づくりで煮込んでくれたあのミートソースの、あのスパゲティ。

たっぷりの挽き肉と野菜が入った、味も栄養もスタミナも満点のスパゲティ。

でもこのお店のミートソースには、仕上げのひと手間があるのだ!
店長さん自らその場ですり下ろしてくれるたっぷりのハードチーズの
コクと風味が、ミートソースの旨味をも更に引き出しているみたいで・・・

そう、此処は美味しいチーズのお店なのだものね!!


絶妙の茹で加減でつるつるしこしこのスパゲティに良く絡んだミートソースに、
まるで子供の頃に戻ったかの様に僕は我も忘れてパクついてしまった。


そして他では味わう事の出来ないスペシャルなチーズは、
勿論追加でオーダーしたスイーツにだって!!

このお店の夏のスイーツと言ったら・・・


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自家製アイスクリーム


蒸し暑い曇り空の、ちょっぴり物憂げな午後の窓辺で、
涼しげな籐の椅子にのんびり腰掛け、ひんやりとしたアイスを一口。
ミルキーな優しい甘さの中に、アイスの冷たさで抑えられたチーズの香りと
チーズの刺激が舌先にちょこんと伝わってきて思わずビックリ、そしてニッコリ。

やがて口内の体温で溶けて広がるチーズ本来のふんわりとした芳醇な風味、
更にまったりとした舌触りは、このアイスを最高のスイーツに仕上げてくれた。


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アイスティーのグラスに付いた水滴が滲んでいくのを眺めながら、
この時間が何時までも続いてくれればなぁ・・・って思う僕だったけど、

さっきの花屋さんとこのチーズ屋さん、それにこの細い路地の風景は、
何十年も前からずっと変わらずに、そしてこの先もずっとずっと
このままでいてくれる様な気がして・・・

そう、この清住の路地裏の、古びた一角は・・・


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「ベロニカ(トラノオ)」


ピンと真っ直ぐに伸びた茎の先、フサフサした青紫の小さな花の穂は、
ピョコっとコミカルに曲がってて何とも可愛らしいトラさんのしっぽ。

きっとキミだったら、吠えられても微笑んでしまいそう。

何処か懐かしくって、でもこれまで目にした事の無い花屋さんから連れて帰った
可愛らしいトラさんは、偶然草むらで出会えそうな親しみに溢れながらもハッと
見惚れてしまう綺麗な紫の尾っぽを軽やかに揺らしているのだった・・・


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これまで湿原や森、高原など自然の中で野の花を中心に紹介してきた
“Little”Cindyでしたが、今回初めて“花屋さん”のお花を紹介しました!!

勿論、野草にはこだわらず、これからも花屋さんやそのお店で購入したお花、
更にはガーデニングなどなども載せていきたいなぁ~って思っていますが、
最初に紹介する花屋さんはココってブログ開始前から決めていました♪ (≧∇≦)b

Cindyの大好きだった清住のチーズ屋さん(&路地裏の雰囲気)にも
ピッタリとマッチするコチラの花屋さん・・・

これからもこの“清く澄んだ”ツアーが楽しみなLittleクンなのでした♪  ( 〃∇〃)ノ
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by mary-joanna | 2009-08-12 21:44 | 色は匂へど

ホ.祇園の宵を照らす華

  こんばんは・・・コチラでは初めましてですね♪ ( 〃▽〃)ノ

  そして何よりも・・・
  “Elvis Cafe”のスタート、本当におめでとうございます!! ヾ(≧∇≦)〃

  先月の、渡良瀬遊水池に撮影に行かれたとのメールを頂いて以来、
  メリジョナさんのブログの完成を心待ちにしておりましたが・・・
  いつの間にか4回も綴られていたなんて!! Σ(〃▽〃;) オオッ!!

  しかも、ブログ完成の旨を知らせて頂いたメールまで送って頂いたのに、
  今日までお返事できなかった事、本当にお詫び申し上げます m(_ _)m

  言い訳になってしまうのですが、ある事情がありまして、実はこのコメントを
  送るまで、ブログはおろかメリジョナさんのメール(3回来てました!)も
  拝見する事が出来ない状況にあったのです・・・(´・ω・`)ゞ

  それにしても・・・スゴイ、スゴイですよ~~~!!! O(≧▽≦)O
  とってもキレイなお花と・・・パン&スイーツの数々♪
  もう、“Little”なんて外しちゃいましょう!! (≧∇≦)b




“メリジョナ”って・・・まあ、それは普段と変わらぬ口調で語られていたのだった。
でも、今の僕にとって彼、“Edger”からの鍵コメントは何よりも嬉しかったしホッとした。

コメントにあった通り、“Elvis Cafe”をスタートさせる前後から
事実上音信不通の状態になっており、それは僕を不安にさせていた。
でも、必ず何処かで、そして何らかの理由でこっそりと見ていてくれたと
僕は心の底で思っていたし、そう思い込ませながら綴ってきたのだった。

“メリジョナ”こと、mary-joannaというID(彼にはこの名でメールを送っていた)
にしても、彼のもう一つの名前“Edger”が在籍するバンドの曲名から拝借した
名前だったし、maryといえば、そう、mary-chain・・・“Cindy”にも関わっているんだ!!

僕にとっての憧れの存在だった彼が、(ネット上ではあるが)遂に交流を持つ事になった彼が、
この僕のブログにコメントを入れてくれるなんて・・・僕の夢だったじゃないか!!


そんな僕の感傷的な気持ちを知ってか知らずか、何と彼のコメントは2通になって届いていた。
(単に長くて1回では入り切らないというのもあったのだが・・・)



  ところで・・・メリジョナさんに折り入ってお願いがあるのですが・・・

  実は本来でしたらこの時期にどうしても紹介したいお店があるのです!!
  Edgerが敬愛しております、月の夜に現れる輝く水面のような目を持つ
  ネコさんに是非とも見て頂きたい夏限定のスイーツがあるのですが、
  もうEdgerには紹介する事が出来ないのです・・・(´・ェ・`)

  そこでなのですが・・・




分かっているよ・・・僕は直ぐに彼にOKの返事を送り、そのお店の紹介を読み直した。

貴方のブログに登場するあのネコさんに紹介したい特別なお店とスイーツ・・・
そして、何故この時期(7月半ば頃)なのかだって大丈夫、承知しているって。
だって、僕は"Cindy's WALK”なら貴方に負けないくらい見ているんだよ!

だから、そう言う事なら・・・と、僕が向かった先は・・・


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そのお店は僕が住む栃木県足利市のお隣り、群馬県桐生市の
市街地からやや奥まった路地沿いにあるのだが、その前にどうしても
訪れたい場所があった僕は、市街地を抜けて山の方へと車を走らせた。


かなり山の方までやって来ただろうか、直ぐ手前の駐車場に
車を停めると、上の写真にある階段までは徒歩での移動となる。

そして、左右を緑が眩しい木立に囲まれたこの階段を上った先には・・・

四季折々の植物を眺め、自然な姿の動物や昆虫に出会い、
そして里山の森の中で自然を五感で触れ合う事のできる空間・・・


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階段を上り切ると、散策の起点となるネイチャーセンター前の広場に到着し、
此処でガイドマップを手に入れた後、様々なルートへと別れて観察を開始する。


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麓のなだらかな場所に位置しているとは言え、里山の中腹にある森では
舗装の無い剥き出しの坂道は勿論、所々にこの様な階段が設置されており、
全くの軽装だった僕も靴だけはちゃんとトレッキングシューズに履き換えていた。

最近の運動不足が解消されるかな?なんて軽い気持ちでいたのも束の間、
森の中を歩き続けるにつれて自分の体力の無さを痛感させられる羽目になった。


しかし、そんな代償を差し引いても此処に来た甲斐は十分にあった!


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見渡す限り木々に囲まれ、遠くの方で・・・いや、僕の直ぐ近くでも
はっきりと聞こえる“複数の”鳥の囀りや植物のスッキリとした匂いは、
本やパソコンの画面で見ていたのでは決して体感できないものだった。

そして、今の僕が一番関心を持っていると言っても過言では無い
様々な植物との出会い・・・そうだ、僕はこれを楽しみにして来たんじゃないか!


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それは何も視線の下の方にばかりあるとは限らなかった。

木漏れ日の差し込む木々の枝を目を細めながら見上げてみると、
プックリとした十文字とでも形容したくなる変わった形の実が生っていた。


今回紹介する予定の花は、当然“例の”イニシャルで始まるのだけれど、
その他にも非常に魅力的な花々に出会う事ができ、夢中でシャッターを切っていた。

そんな緑の中で揺らめく淡い炎の様な花たちのテーマは・・・ズバリ“橙色”!!


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まず入り口付近で群生しているこの花を偶然見掛ける事ができた。


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花時に葉見ず、葉時に花見ず・・・

こんなにも可愛らしい花なのに、僕はキツネにでも化かされているのだろうか・・・


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ヤブカンゾウとノカンゾウ


先日の渡良瀬遊水地で会う事ができた君と、会えなかった君。
今日は二人仲良く会う事ができたね。

八重の君は貴方のスマートな姿をとても羨んで、
一方、六枚の花被片は彼の華麗な出で立ちに嫉妬する・・・


僕にはどちらの君も最高に美しいのだけれど・・・



さて、此処に到着してから既にかなりの時間が過ぎていた様だが、
“例の”花を求めて森の中を彷徨う僕は何時しか当初の目的を忘れ、
緑の下での偶然の出会いが待っているこの散策を楽しんでいた。


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鬱蒼と生い茂る木々や一定のリズムで合唱する蝉の鳴き声に囲まれながら、
水色の身体を軽やかに翻しながら飛び交う蜻蛉の池に設けられた木道を通り・・・


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小高い斜面に沿った小路を上り、進んでゆくと道端には・・・あっ!


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やっぱり此処は自然の宝庫。君だって立派な森の住人だものね。


歩き始めた頃に心配していた運動不足や疲れも忘れて
この森での自然探検にすっかり夢中になっていた僕だったが、
だからと言って日が暮れるまでずっと此処にいる訳にはいかなかった。

もう一箇所、本来の目的でもあるEdgerと約束した大事な場所に
今日、行かなければならなかったのだ・・・あの花を僕のカメラに収めて・・・

楽しみから不安へと変わりかけたその時だった。
もう一度地理を確認しようとネイチャーセンターに戻った僕の下に、
突然の予期せぬ訪問者が現れた・・・舞い降りたと言った方が良いだろう。


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オオムラサキ


この地には“オオムラサキの森”と称された場所もあり、この季節はガイドによる
観察会も催されるとの事ではあったが、此処で見られるのは非常に稀であり、
センターの方からは「宝くじを買った方がいいよ!」なんて冗談も言われた。

でも、君に会えたのだから(しかも僕の足で“休憩”していくなんて!)
宝くじはともかく、きっとこの場所で“例の”花にも出会えるよね!


そして、その想いが通じたのだろうか・・・


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「ホタルブクロ」


 ほ、ほ、ほ~たるこい 
 あっちの水はに~がいぞ 
 こっちの水はあ~まいぞ 

 ほ、ほ、ほ~たるこい 
 行燈のかげから笠着てこい

 ほ、ほ、ほ~たるこい



 やっと捕まえる事ができたよ!
 僕だって兄さんみたいに捕まえられるんだ!!
 そう言えば兄さんは捕まえた蛍を紫のお花に入れて、
 両方の手でそっと包むように僕に見せてくれね・・・

 指と指の間からもれる蛍の光は花びらに透けて
 ほんのりやさいい紫色をしていたっけ・・・



探していたイニシャル「ホ」の君にも本当に出会う事ができたよ。

提灯花の別名もある蛍たちよ、今宵の祭も華麗に照らしてくれないか?
そうそう、そして今宵の祭りには無くてはならない花があったね・・・


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ヒオウギ


平安京の貴族に愛された檜の薄皮で作った扇に由来するというこの花は、
時代を隔てた現在でも、祇園祭の際に生けられる風習があると言う。

美しい橙色に紅色の斑点の入った、まさに扇の様な楕円形の花弁には
雅な歴史の情緒を花で伝える古人の繊細な感性に触れる事ができる様で・・・


さぁ、そろそろ僕も山を下りて祭を堪能しに行こう。



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そのお店は幹線道路から外れた古い住宅街の細い路地の中にあった。
目の前にはお寺もあり、本当に祇園の小路に迷い込んでしまったかの様だった。

この趣きのある外観を目にすれば、そんな錯覚を抱くのも無理はないと僕は思った。


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古都京都の情緒を湛えているのは外観だけでは無かった。

門をくぐり店の敷地に入ると日本庭園が設えてあり、目の前の東屋に腰掛けながら
鹿脅しから流れる水の音に耳を傾け紅葉の若葉を眺めながら寛ぐ事ができるのだった。


そして勿論この空間が作り出す情趣は店内へと続いてゆくのだ・・・


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まるで平安の物語や大和絵に出てきそうな板張りの室内、
突き当たりの格子戸からは石灯籠が顔を覗かせている。

更に中央に盛り上げられた白砂の、頂点の切り取られた円錐の様は、
銀沙灘と共に銀閣の側に鎮座しているあの向月台を強く連想させた。


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其々の座敷を隔てる御簾から仄かな淡い明かりが漏れている。
何て心地の良い、落ち着いた気持ちにさせてくれる空間だろう。

此処には京都の・・・そして、平安の雰囲気が息づいていた。
こんな情景をまさに“いとをかし”と表現するのだろう・・・


ところで、彼が僕にその任を託した、ネコさんとの約束の一品とは、
“この季節限定”のかき氷との事だったのだが・・・


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「祇園祭」


濃い緑が眩しい大きな山の頂は、日光に照らされキラキラと輝いている。
山の向こう側は真っ白な雪で覆われ、夏の木々とは違った景観を見せていた。
更に麓には白と緑と小豆色の楼閣が建ち並び、まるで東山が凝縮されている様だった。


宇治ミルク金時のかき氷の中には黒蜜アイスや抹茶の寒天が忍ばせており、
その稀に見る極上の味わいも然る事ながら、上品な遊び心で愉しませてくれる・・・

豪華にして優美、絢爛でありながら繊細な“祇園の祭”にピッタリの涼菓・・・
夏の京都に想いを馳せ、甘く冷たい夢に酔い、涼やかに彩る一時の贅沢・・・


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そしてまた今年も祭の季節がやって来る。

梅雨明けも近い7月半ばの茹だる様な暑さの毎日、
夜の帳が下りた後も、ギラギラと照り付けた太陽の熱気が
未だ冷め切らずに僕らの身体に粘りつく様にまとわりついてくる。

そんな鬱陶しさを忘れさせてくれるほんの数日の一陣の風。
そう、全てを吹き飛ばしてくれる風に僕らは身を委ね、舞ってゆく。


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あぁ・・・

お囃子の小気味良いリズムが聞こえてくる。
大きな鉾を乗せた山車がゆっくりと近づいて、自然と心も躍り出す。

そして何時までも途切れる事無く続かんばかりの華やかな祭の情景は
何時しか静寂の闇に包まれ、絢爛たる一団も四条の通りを去ってゆく・・・

千年を隔てた悠久の平安の都へと・・・


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湿原に高原、そして今回、森の中での草花との貴重な出会いは
僕の視野を大いに広げ、感性をも豊かにしてくれる気がした。

でも、草花を紹介するブログを綴っていこうと決めた僕は、
これまで訪れる機会が殆んど無かったある場所への訪問を計画し、
そしてその日がやって来るのを心待ちにしていたのだった・・・


其処は山でもなければ森でもなく、直ぐ目の前には車が引っ切り無しに
走り去ってゆき、視界の上方は見渡す限りコンクリートで覆われている・・・

でも、僕の心を捉えて離さなかったのは、“キヨクスンデ”いるからなのかな?
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by mary-joanna | 2009-08-08 01:12 | 色は匂へど

ニ.霧晴れて雲もとぎれて晃笑む

ダヴィッドさんに元気を分けて貰った7月初旬から中旬にかけて、
ハンゲショウの他にもう一つ僕の心を大きくときめかせた花があった。

それは、僕が栃木県に住んでいる人間だから?
それとも、この時期にしか会う事のできない花だから?

そのどちらも当たっていると思うけど、視界を覆う様に広がる
一面の緑の傾斜に咲き誇る仄かに淡く黄色い花弁の可憐な花々。
本や写真で見たあの印象的な光景が忘れられなかったのかも知れない。


今回の“お花ツアー”の計画には、何と僕の家族も同行してくれる事になった。

計画していた12日がたまたま日曜日で、しかも僕の誕生日という事もあったが、
これまで行った数回のツアーでは“元祖Cindy”ばりの計画を打ち明けた段階で
却下される憂き目に会って来たのに対し、今回に関しては場所と目的の両方とも
家族(両親と4歳年上の姉の3人)の関心を引いてくれる結果になったのだった。

そしてツアー当日、普段車で移動している僕が選んだ交通手段は・・・


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たまには車窓からの景色をぼんやりと眺め、家族と語らいながら
期待に胸を膨らませてのんびり旅をするのもいいんじゃないかなぁ?


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自然と歴史の玄関口でもある東武日光駅の直ぐ隣りに目を向けると・・・


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・・・交通手段を問わず、日光を訪れた際に僕が常に立ち寄る店がある。

嘗てこの日光が西洋人の避暑地としてその名を馳せていた明治の頃に
建てられたアメリカ人貿易商の別荘を改築した有形文化財の建物をはじめ、
市内は勿論、栃木県内、いや、全国の数多くのファンをも唸らせるレストラン。

そのレストランで饗されるスイーツのテイクアウトショップ&カフェが、
東武日光駅の傍に店舗を構えているのだ。

和と洋の、更には歴史と文化の貴重な遺産でもあるメインダイニングを
イメージしたその内外装には、同店のプライドや拘りが随所に感じられた。
結局彼の日記には登場しなかったけれど、本当は気になっていたんじゃない?


此方のお店でスイーツを購入したのは実は帰りの事であって、
駅に降り立った僕ら一行は目的の地に向かう為に更なる移動手段に・・・

そう、霧降高原行きのバスへと乗り換えたのだった。


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バスに揺られる事、数十分。
辺りはすっかり山の景色へと様変わりしていた。


僕の今回の一番の目的は何と言っても此の地がその名の由来にも
なっているあの花の群生をその目に焼き付けたいというものであったが、
その場所に近づくにつれて一抹の不安も無い訳では無かったのだ・・・

この日12日は、毎年開かれているこの花のキャンペーン最終日でもあり、
まさにお花畑と呼ぶに相応しいピーク日からは一週間以上過ぎているとの事。

更にこの日は下界の天気も思わしくなかった為、僕が期待していた
あの光景を見る事ができなかったとしたら・・・それにこの花のイニシャルは・・・

どうやら到着したみたいだ。
バスの停留所から道路を挟んだ反対の場所にある第1リフトに乗り、
やや急にも感じられたスロープをゆっくりと上がった僕らの眼前に広がるのは・・・


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霧降高原キスゲ平


標高約1600mの小丸山の斜面に群生する黄色い花々。
その花たちを眼下に、優雅な空中散歩を楽しめる手段は・・・


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こうしてみるとやはりピーク時の一面に広がる黄色の絨毯とまでは
いかないながらも、此処までやって来た甲斐は十分にあった。

3つのリフトを乗り継ぎ一番上まで行ってみたが、一番てっぺんは
7月中旬とは思えない肌寒さで、長袖のシャツの上から両方の腕を
さすりながらこの花の繊細さを自らの肌で感じる思いだった。


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場所によっては黄色い印象絵画を連想させる風景もあり、
その幻想的な光景に思見惚れると言っても過言でなかった。

そして今回の主人公こそ、この黄色い花・・・


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「ニッコウキスゲ」


栃木県に住んでいる僕が今回の試みを始めるにあたって
必ず実現させてみたいと思っていた計画の一つでもある・・・

地元栃木県の地名に因んだ植物の紹介。
そして、その願いは4回目にして早くも達成されたのだ!


花弁の表面のほんのり艶やかな肌にうっすらとのった淡いイエロー。
その一枚一枚が、まるで星の様に緩やかな弧を描きながら広がっていく。
星の中心に見える6つの葯が大きく開いた黄色い花弁の波の上で、
優雅に漂っている様にも、必死で彷徨っている様にも感じられた。

清楚な印象を保ちながらギリギリのラインで艶かしさすら感じる質感は、
これまで本や写真、パソコンの画面でしか見た事の無い僕にとって
ちょっとした・・・いや、十分にカルチャーショックを覚えたものだ。


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あっ、また君と出会えるなんて・・・
少し前までは君の姿をちらっと見ただけで恐れを為して逃げ回っていたのにね。


場所の名称からニッコウキスゲばかりに目がいってしまいそうだが、
標高1000mを優に超える高原ではこの時期様々な草花が楽しめるのだ。


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しかも、栃木の地名を冠する植物はニッコウキスゲだけでは無かった。


栃木県に多く生息する事からその旧名が与えられたらしいが、
花弁の中心にゆくにつれて徐々に濃い紅色に染まる非常に小さな花が
鋸歯状の葉をふんわりと覆い、やわらかに染め上げているのが印象的だった。


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まるで雪の結晶を散りばめたミニ・クリスマスツリーを見ている様な、
可愛らしい小さな白い花は初夏の高原に更なる清涼感をもたらしてくれた。

その科名からも何処かロマンチックな“雪”の情景を連想してしまう・・・


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ヨツバヒヨドリソウだろうか?

真っ直ぐに伸びた小豆色の茎のてっぺんに、四肢に広がる鋭い若葉に囲まれた
この花特有の小さな筒状花の蕾がまるで宝石の台座に守られた薄ピンク色の
ジュエリーの様であったが、同時に“チュッパチャップス”にも見えてしまうのは、
僕も彼のブログに影響され過ぎた証拠なのだろうか・・・

両方とも同じくらい可愛らしい例えだと思ってしまうのだが・・・


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で、存在感のある此方の花に至っては、同じ“花”でも・・・“カリフラワー”!!

閑話休題・・・

これだけの花なので恐らく辺り一帯に振り撒く芳香もまた格別だったのだろう。
この花のたっぷりの蜜を求めて虫たちが引っ切り無しに飛び回っていた。


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ユリの花が一輪、草むらの中で凛とした佇まいを見せていた。

透き通る様なオレンジ色の非常にシャープなフォルムは、
まだ若さを感じさせながらも何処か風格すら漂わせていた。

燃える様な情熱的な外観と熟し切っていないフレッシュな感覚、
それでいて何となく冷静で冷めた様にも見える一輪のユリの花に、
僕はすっかり魅了され、家族に促されるまでその場を離れなかった。


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小さな小さな白い花はお行儀良く列を成し、四方八方へと広がってゆく。
まるで、一瞬の流れ星の細い軌跡を時間を止めて見ているかの様に・・・

ウットリと眺めていると、これはヤマブキショウマだよって教えて頂いた。


高原の天気は変わり易い。しかも、霧降と名の付くこの地なら尚更の事。
ポツポツと降り出した雨を潮時に、僕ら一行は下山する事にした。


で、勿論先に紹介したお店に寄ったのは言うまでも無い。



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「カボチャのプリン」


チーズケーキが有名な此方のスイーツだけど、僕のお気に入りはこれ。


大き目の真っ白な陶器の器にたっぷり入った綺麗な山吹色と
清涼感溢れる爽やかなシナモンの香りは・・・

今日出会ったニッコウキスゲと高原の空気を思い出すよ!


丹念にカボチャを裏漉しして作り上げた様なぽってりとした舌触り、
そんなピュアな滑らかさの中から感じる自然なカボチャの甘み、香り。

そして素朴な風合いの、一番最後に漸く登場してくるクリーミーさは、
シンプルでノスタルジックな雰囲気に満ちていながらも、他の店では
決して味わう事のできないこの店ならではの個性も存分に感じられる。

重厚な歴史の中にオリジナリティーを忍ばせるなんて・・・
まるでこのレストランそのものが凝縮されているじゃあ無いかい?


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更に「フィナンシェ」や「ヌガー」に・・・


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コロコロっとした「スコーン」もお土産に購入して、
少しずつこの一日を思い出しながら頂く事にしようかな?

そう、あの緑の中に可憐に揺れる黄色い花弁の事を・・・


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まだ4話目ではあったのだが、最近めっきりと減ったコメント欄の数字が
一つ増えている事に気付いた僕は、特に何を期待する事無く開いてみた・・・

そして・・・言葉を失ってしまったのだった・・・

だって、そのコメントの主は・・・Edgerと名乗っていたのだから!!
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by mary-joanna | 2009-08-04 02:23 | 色は匂へど

ハ.揺るぎない信念

  へぇ、君が“ミニ”Cindyかぁ・・・それにしても花を選ぶなんて・・・
  まぁ、彼の後を継ぐのは大変だろうけど、頑張れよ!!

  初めまして、“ちっちゃな”Cindyさん♪
  綺麗なお花の写真、楽しみにしています!!

  本当に“世代交代”しちゃったんだね・・・
  でも、案外本人が成りすましているだけだったりして・・・
  あっ、冗談だよ! だって写真見れば分かるから(なんて・・・)
  とにかく“二代目”だったら、気合入れた写真を期待しているよ!



“ミニ”・・・“ちっちゃな”・・・“二代目”・・・

そう、僕の・・・つまりこの“Elvis Cafe”の管理人の名前は・・・


Little Cindy


彼、即ちこの2年間カフェパンブログを綴っていた“オリジナルの”Cindyから、
“Elvis Cafe”を始める際に譲り受けたこのブログでの僕の名前だ。

勿論、そんな厚かましい事を僕がお願いする訳無いし、カフェやパン屋は好きだけど、
彼の様なブログを書くまでの興味や行動力だって持ち合わせてはいなかった。
むしろ彼が載せている写真やそれに添付された文章、またそれらの写真が
ひと繋がりになって完成される物語とでも言うのかな・・・の方に魅力を感じた。

だから、彼とのメールのやり取りの中で彼からこの申し出があった時は
当然の様に辞退したし、実はブログを始めた今でも変更しようかどうか
正直、他の事に手がつかないくらい思い悩んでもいるのだ・・・

じゃあ、何故本当に名乗ってしまったかって?
それは・・・今はまだ・・・


兎に角、ブログの経験の無い僕が彼と全く同じ名前を使用するなんて
本当に無理な話だったけど、何故かこの点に関しては彼も拘っていたのだ。
そんなメールのやり取りが数回続いた後、お互いに妥協し合う事で一致した。

それが・・・“Little”の文字を入れるというものであった。

“Small” Faces・・・“Young” Rascals・・・

60年代のUK&US音楽が好きだった僕は、彼がこの案を持ちかけた際、
少し面白そうかなとも思って思い切ってOKの返事をしたのだった。


でも、僕のブログのコメントやアクセス解析を見る度に・・・
そして、これまでの彼のブログを見直してみる度に・・・

更に追い打ちをかける様に、予定していた植物が中々見つからない不安・・・


そんな、まるでここ数日の梅雨が逆戻りした様な悶々とした日々を
送っていた僕は、思い立って彼の日記で見た“あの街”に行ってみる事にした。


あのパン屋さんであの方に会えばきっと僕のモヤモヤも・・・
そう、あの方のまるで少年の様な屈託の無い笑顔を見れば、
これまで感じてきた諸々のプレッシャーも晴れるに違いない。

彼だって落ち込んだ時にはあの方に会いに行ったじゃないか!!


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Cindyのブログでこの街を紹介する時は、決まって並木道を撮っていたっけ。
まるで何処までも続いているかの様な真っ直ぐに伸びた深緑の放射線を・・・

でも僕が撮ったのは、何の変哲も無い住宅地の路地。
あの並木道から少し入った、公園の直ぐ側の細い道。

でもこの小道だって、可愛い緑に覆われて穏やかな気持ちになってくるんだ。


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小さな公園だったが僕の興味を惹くものが二つ、ゆったりと佇んでいた。

一つは遥か太古の僕らの祖先が時の概念を形にしようとした努力と情熱の証、
もう一つも同じ材質でできていたが、此方を魅了する対象はズバリ、子供たち!!

それまでの僕はどちらも単なるコンクリートの塊として見向きもしなかったけど、
如何してだろう、花を撮る様になってからそれまで気にも留めなかった、
視界の外れに滲んでいた街の景色にワクワクしてくるんだ・・・


そんな公園の外れの、道路との生垣で思いがけず出会ったのが・・・


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今回僕が目指したパン屋さんは、この街に住んでいる人たちは勿論の事、
遠方からも多くのファンがやって来るという人気店であり、他ならぬ彼もまた、
車で数時間かかる栃木県から此処のパンの為に何度も訪れていたのだ。

だから早々に完売してしまう事も多く、お昼過ぎには店仕舞いをする日も・・・
確かに、この春の彼の日記でも午後1時過ぎには全て売り切れていた。

予め予約のtelを入れていたとは言え、早く行かなければとの焦燥に駆られ、
地元の(僕もまた)栃木県を朝の6時に出発し、8時前には既に到着していた。

元々夜型な上に昨夜に限っての残業、また寝坊できないプレッシャーもあり、
眠いというよりむしろ疲れの方がピークに達しようとした丁度その時の、
全く偶然の鮮やかな夏の“華”との出会いにそれまでの眠気まなこも
吹っ飛ぶ様な、スッキリとした気分になれたひと時だった。


このオレンジに輝く大輪の一群に夢中でシャッターを切っていた。
そして、その白くて背の高い花は咲いていた・・・僕のすぐそばで・・・


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そう言えば、肝心な事を忘れかけていたのだ!!
僕が探していたのは「ハ」ではじまる名前を持った花。

イロハの「ハ」なのだった・・・そして、僕はこの花もまたレンズに収めた。


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「ヒメジョオン」


僕はこの花をすっかりハルジオンと勘違いしていたのだ。
視界の外れで忘れられていた様に咲くあの花と・・・

だが、その事に気づくのは家に帰りパソコンの画面を眺めた後の事で、
浅はかな僕はすっかり使命を果たした気分で目的のパン屋さんに急いだのだ。


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まるで此処に来る途中に通ってきた街路樹の様なグリーンの外壁・・・
そのグリーンに良く映えるホワイトの窓枠、そして大きく開かれた木目のドア・・・
手前にはウッドデッキも備わっていて、目の前の木々や畑にも自然に調和した建物・・・


彼が愛して止まないつくばのパン屋さん、ダヴィッドさんのお店に僕もやって来たのだ。


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彼のブログや雑誌の紹介である程度はチェック済みだったとは言え、
実際にダヴィッドさんのパンを目の当たりにした時の僕の気持といったら・・・

非常に洗練されているのに何処か素朴な風合いがあって・・・
本格的なフレンチテイストを感じさせながら何故が懐かしくって・・・

はじめて出会ったパン屋さんなのに、ちっちゃな頃から慣れ親しんだ
近所のお菓子屋さんや八百屋さんの様な温かみを僕は感じていたのだ。


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あっ、「カヌレ」だ・・・よく並べて撮っていたよなぁ・・・


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  コレ、ウチの畑で採れた野菜を使ってます。

そう言ってダヴィッドさんがオススメしてくれたのは、その名も「ポタジェ」。
確かにお店の直ぐ向かい側には周りの緑に囲まれた可愛らしい畑があったっけ・・・


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店内の小さなカフェスペース・・・この風景も彼の日記でお馴染みになっていた。


いま一つはっきりしない一日ではあったが、やはり真夏の暑さは堪える。
まだ朝の早い時間であったので、僕は表のテラスで少し休憩する事にした。


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彼も座ったこのテラス席で、僕が選んだスイーツは・・・


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「マカロン」


UFOみたいな形の可愛らしいまん丸の皮(?)を頬張ると、
一瞬のサクッとした歯触りも束の間、ふんわり軽い食感は
口の中で消えていき、同時に広がってくるねっとりとした甘さ。

これこそ、ダヴィッドさんが拘ったマカロンのクリーム!!
このねっとり感に爽やかな酸味のチョコレートが絶妙のバランスで
マッチしていて、とても心地良い甘さと風合いに仕上がっていた・・・

・・・なんて彼みたいな書き方をしたけど、実はあまりの美味しさに
無心で食べていた僕は、細かく味わう暇無く完食してしまったのだった。


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此処に座っていると、同じ目線で向こうに広がる緑がとても眩しくて・・・
半袖のシャツから出た腕や首筋を優しく撫でるそよ風が気持ち良くて・・・

暫くの間このテラスでのんびり寛いでいた僕の側に、
お店の方が一段落したダヴィッドさんが声を掛けに来てくれた。


  目の前の畑、とても良いですね!


  是非、見ていって下さい。


僕の言葉に笑顔で応えてくれたダヴィッドさんのご好意に甘え、
向かいの駐車場から畑の方を見せて貰う事にした。


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まるで早春の草原にふんわりと舞い降りた季節外れの粉雪の様に、
小さな小さな白い蕾たちは仲良く寄り添って揺らめいていた。

緑の絨毯でのんびり寛ぐ可愛らしい真っ白な一団を、
隣りの畑から悠然と眺めている者たちがいた。


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この夏の間、大地にしっかりと根ざして満面の笑顔でダヴィッドさんの菜園を、
更にはお店に訪れるお客さんたちを見守ってくれる大きな向日葵たち。


彼らのキラキラと輝かんばかりの明るい表情を見ていたら、
何だかこれまでの疲れや不安、重圧がすぅ~っと消えていく気がした。

うん、もう大丈夫だよ!!
ダヴィッドさんに、マカロンに、そして君たちにいっぱい元気を貰ったから!
あと・・・本当はどんなときも僕の直ぐそばで見守っていたあの花にも・・・



つくばから戻った僕は、早速最初予定していた「ハ」で始まる植物を探した。
もう7月も中旬に差し掛かろうとしており、その植物の名前の由来にもなっていた
暦の時期はとうに過ぎていたのだが、ある有力な情報を手に入れる事ができた。

灯台下暗し・・・それは僕の直ぐ近く・・・まさに視界の外れにあったのだ!


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僕が住んでいる市の外れにある市営の公園。公園の名がついているけど、
園内には木道が張り巡らされ、さながら湿地帯を歩いているみたいだった。

僕が当初探していた「ハ」で始まる植物は、こんな感じの湿地や水際に
生息しているとの事だったのだが・・・

勿論、目当ての植物の他にも緑を彩る綺麗な花が咲いていて僕の気を惹いた。


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5枚の花弁が綺麗に開いた黄色い花がちょこんと咲いているかと思えば・・・


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奈良平安の時代から変わる事の無いその儚くも麗しい澄んだ青色は、
万葉集に詠われ、枕草子で嘆かれ、間近でこの薄青色を眺めていた僕は、
昔の人々のこの花への想いを今に伝える歴史の橋渡しに暫しウットリとしていた。


そんな素敵なプレゼントに出会いながらも木道を進んでいくと、
それはおもむろに姿を現した。いや、もう所々に群生していたのだ!!


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「ハンゲショウ」


夏至も過ぎ、これからいよいよ夏も本番、心躍る季節がやって来た。
それなのに貴方は皆に大きな期待を抱かせておいて消えてしまうなんて・・・

化粧もそこそこに慌てて彼の後を追ったけど、もう後ろ姿は見えない。
でも、彼を継ぐ夢や理想を探しさまよう道を照らしてくれるパートナーを見つけた。


そう、この白いハート型に良く似た・・・


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「クロワッサン」


フランス人のダヴィッドさんが作るパンの中で是非食べてみたかったのが、
僕がフランスのパンで真っ先に思いつく、この「クロワッサン」だった。

フランスパンじゃ無いのかって?・・・だって、彼のブログに影響されたのだから・・・
そして、彼も絶賛していたこの「クロワッサン」をひと口頬張ってみた。

“ザクザク”と“サクサク”の中間とでも表現したらよいのか、
絶妙な食感は口の中でバターのほんのり甘くミルキーな風合いと
一緒に、ハラハラと、同時にしっとりとした生地の舌触りのまま消えていく。

この非常に繊細な美味しさをずっと噛み締めていたかった僕だった。


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「有機ズッキーニのキッシュ」


円の中央と占める存在感いっぱいの焼かれたトマトと、
その周りを飾る様に配されたグリーンの夏野菜は・・・

そう言えば、彼のブログを見るまではズッキーニなんて名前だけしか
知らなかったけど、ギュッと詰まったジューシーな食感の自然な甘みは
押し寄せる様な酸味と甘みが堪らないトマトと共に、太陽や大地の下で
元気に育てられた自然の恵みを十分に感じさせて貰う事ができた。


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「ポタジェ」


あのダヴィッドさんの菜園で収穫された野菜で作られるという特製の野菜ピザ。

ズッキーニ、なす、トマトで作ったラタトゥイユの瑞々しい甘さとコクと言ったら・・・
更にこの野菜をチーズでとじて天然酵母のもちっとした生地でピザに仕上げるなんて!


ダヴィッドさんやご家族皆さんで大切に世話をし、向日葵たちも見守った、
大事な大事なまさに「菜園」・・・その驚きの美味しさに唯感動しまくりの僕だった。


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迷っていたかも知れない・・・
失くしてしまったかも知れない・・・
忘れていたのかも知れない・・・

でも、あの白い花も菜園の向日葵もハート型の葉っぱも、
7月のそよ風に揺れながら僕を励ましてくれたっけ・・・

揺るぎない信念をもって・・・


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(特に初期の頃の)バンプ・オブ・チキンのファンで、中でも「ハルジオン」は
挫けそうになったり迷ったりした時に元気を貰っている大好きな曲でした。
(カップリングの「彼女と星の椅子」もサイコ~!!)

今回、花のブログを始めるにあたって、そんな「ハルジオン」の歌詞や
世界観を是非とも紹介したかったのです♪ (あと1曲出てきます!?)

実は今から2年前のCindy日記でも、東京のカフェパンツアーで
挫けそうになった際、この「ハルジオン」がさり気無く登場しています。
そして、元気を貰う為に当時のCindyが向かったパン屋さんがありました!

残念ながら今はそのパン屋さんはありませんが、とっても明るくて
すっごく優しくて、そしてめちゃめちゃパンに愛情を注いでいらっしゃる
ダヴィッドさんからいっぱい元気を貰った“ミニ”Cindyなのでした♪ ( ・∀・)ノ
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by mary-joanna | 2009-07-31 12:19 | 色は匂へど

ロ.スカボロー・フェア

遂に動き出した僕の計画。

まさか本当に実行してしまうなんて・・・
でも、もう遅いよ、もう始めてしまったのだから・・・


渡良瀬遊水地の草花を紹介する最初の日記が完成してから、
丸々三日間、僕は何度も見直し、推敲を重ね、写真のチェックもした。
(尤もUPしてすぐに数ヵ所の誤字脱字を見つける始末だったが・・・)

後は“投稿”をクリックするだけだったのだが、実はその一押しが
僕にとっては本当に勇気のいる作業だったのかも知れなかった。
中々クリックできずに酒の力を借りようと、夜中パソコンの前で
タンカレーを空けるも、実際に“投稿”したのは職場のデスクの、
休み時間の終了間際の事だった・・・


これまで自分自身のブログを持った事は全く無いばかりか
掲示板ですら殆どコメントを入れた事の無かった僕にとって、
自分で被写体を決めて撮影した写真や一語一句を考えて綴った文章を
不特定多数の人々に見てもらおうなんて、夢にも思っていなかった。

だから仕事が終わるのが待ち遠しかったし、逸る気持ちが抑え切れない
とばかりに帰宅するや否や部屋のパソコンに駆け寄り、スイッチを入れ、
デスクトップに貼り付けてある“Elvis Cafe”のアイコンをクリックした。


反応は・・・あった!!

そう、僕が考えていた以上の訪問者の数と・・・コメントまで!!


この日入っていた5件のコメントは全て僕のブログのスタートを
温かく祝福してくれる内容であり、全く見ず知らずの方々からの
励ましや応援にモニターを前に僕は思わず泣き出しそうになっていた。

でも、それは同時に大きな目に見えないプレッシャーとなって
僕の上に重く圧し掛かってくる様にも思えたのだった・・・


既に動き出した僕の計画。

もう後戻りはできないし、したくもなかった僕は、次の休日、
あの雑誌で特集されていた例の場所へと愛車を走らせた。


まだまだこれから、イロハの“ロ”なんだしね!


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鹿沼の街も此処まで上ってくると四方を緑と山々で囲まれた、
非常に穏やかでのどかな清々しい風景になってくる。

そう言えば、彼のブログにはこんな山間の景色が載る事もあったよなぁ。
前回の渡良瀬遊水地もそうだけど、まさか僕がこんな所に・・・


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視界の先になだらかな稜線を臨み、僕をぐるりと囲んだ様々な緑は、
普段コンクリートの中で生活している僕にとって、とても新鮮に感じた。

そんな中、チューダー様式邸宅の典型とも言えるハーフティンバーと煉瓦を
組み合わせた存在感のある家屋、建物にとても良く映える目の前の芝生、
さらに小道を隔てて広がる草花の園は、初めて此処に訪れた僕にとって
まるでヨーロッパや北米の庭園に迷い込んだ気分にさせてくれた。


そんな庭園に僕が此処にやって来た訳は勿論・・・


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そう、二回目である今回は“食”をテーマにしていた貴方への・・・
大袈裟だけど、僕からのオマージュにしたかったんだ!!

だから、今回はどうしてもこの場所で探したかったんだ、
単なる観賞用の植物にとどまらない、“ロ”で始まる・・・


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春から夏に季節が移り往くにつれ、草花の時期も様変わりを迎えるのかな?
花の落ちた木々の枝にはふくよかな実をつけ始めるものも見られた。

が、やはり此処は華麗な“お花畑”を謳った場所である。
全てが満開とはいかなくても、少し見渡すだけでも・・・ほらっ!!


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Let me take you down 'cause I'm going to ・・・

さぁ、一緒に瞼を閉じてごらん・・・
真っ赤に染まった綺麗な苺の園は、何時までもずっと君と僕の中に・・・

なぁ、ジョン、そうだろう・・・


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シャンと伸びた茎に四方にだらりと垂れ下がった花弁はまさにその名の通りだが、
中央で盛り上がったオレンジ色の頭花と淡いピンク色の花弁の組み合わせは
とっても可愛らしくて、威勢の良さや緊迫感は感じられない・・・

まぁ、どちらも“ハナ”である事には変わり無いのだが・・・


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先程の可愛らしいピンク色の花弁とは、同じキク科の花でも似ても似つかないが、
その容姿と色彩は鮮やかな色彩の花が咲く此方の庭園でも異彩を放っていた。

寄り添う事でしか存在感をアピールできないのだろうか?
いや、決してそんな事は無いよ、皆少し寂しがり屋なんだよね。


ところで、春先からこの季節にかけて、花の周りに決まって先客が訪れていた。


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そうそう・・・

彼は君が集めたモノの方が好きだったみたいだけど、
これからは君自身を撮らせてもらう事にするよ!

恥ずかしがらずにジッとして・・・あっ!!


まだまだ仲良くなるまでには程遠いのかな?


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The rhythm of life unties me
Brushing the hands of time away

心の目でみてごらん、
何が見つかるか分かるかい?

さぁ、心を開いて・・・

まるで機械仕掛けのおもちゃみたいに、
何時までも変わり続ける万華鏡の様に、
永遠に時を刻む時計はくるくると回り続けて・・・

この花を眺めていると、その名前とは裏腹に、
何時しかとても不思議な、タイムレスな感覚に陥って・・・


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この場所にいると本当にタイムレスな空気に包まれている様で、
でも、カラフルな情景に囲まれていて、暫し日常の事を忘れさせてくれた。

そんな非日常の世界にずっと浸っていたい僕だったが、
肝心の目的を達成すべく庭園を後にして建物の方へと向かった。


可愛らしい花々がそよ風に揺られて優しく手を振っているみたいだった。
そんな黄色い花々に見送られた僕がやって来たのが・・・


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そう、この地に到着した際に見かけた印象深いチューダー様式の邸宅。
目の前の刈り込まれた芝生が更にリアリティーと品性を増していた。

まさに、イングリッシュガーデンといった雰囲気に浸っていた。


・・・と、“それ”は突然僕の目の前に姿を現したのだ!!


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「ローズマリー」


細長く伸びる茎から生える無数の葉は小さいながらも清潔感のある
濃いグリーンを纏っていて、皆ピシッと整列している様に感じた。

この後店員さんに実演して頂いたのだが、香り豊かなこのハーブは、
茎を軽く掴んで引き抜く様に持ち上げてみると・・・

その清涼感溢れる爽やかな香りが更に引き立ってくるじゃあないか!!
こんな香りの楽しみ方、彼だって知らなかったんじゃあ無いのかなぁ?


あれっ、でもこのローズマリーには一つも花がついていないなぁ、
ほんのりと紫がかった白くて可憐な可愛い花弁の花が・・・

外の庭園で綺麗な花を沢山撮ってきた僕は、
やや拍子抜けした様に建物の中へと足を進めた。


大事な事に気付かない無邪気な僕は・・・


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建物の中も外観に全く引けを取らない、素晴らしいの一言だった!!

一番端の、角のテーブルからは木の温もりで一杯の店内と、
窓の外に広がる豊かな自然が同時に一望する事ができたのだ。


これだけでも此処までやって来た甲斐があったというものだったが、
折角だったので、どうしても食べたかったこの店ならではの品をオーダーした。


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「フレッシュハーブのサラダピザ」


このお店のメニューこそ、此処がお花の農場と称される所以なのだ。
パスタなどの本格料理からスイーツに至るまで、この庭園で採取された
フレッシュな天然ハーブを使用しているとの事だったけれど・・・

この目にも鮮やかで、非常に華やかに盛られたハーブたちと言ったら・・・
ピザを切り分けてしまうのが本当に勿体無い様な気にさえなっていたよ!!

そんな、まさに庭園をそのまま飾ったピザのトッピングの中でも
ひと際目立っていたのが金蓮花(きんれんか)という食用花だった。
店員さんは“ナスタチューム”と呼んでいたけど、緑の中央に咲いた
一輪の黄色い花は見た目だけでなく爽やかな味に関しても僕の心を捉えた。


ハーブにばかり目が行ってしまったけれど、ハーブの魅力を引き立てつつ
コクのあるとろけるチーズとトマトソース、ふんわりさっくりとした生地など、
ピザそのものとしても最高に美味しかった事を付け加えたいと思う。


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君とは表の庭園でも目が合ったよね。
本当に何時か僕も連れて行ってほしいんだ・・・


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「ハーブティー」


数種類のハーブが絶妙にブレンドされたこのお店オリジナルのハーブティーは、
食後の清涼感をもたらすばかりか、この日の長旅の疲れも完全に癒してくれた。

そして、(最初から忘れかけていたけど)仕事や諸々の事は元より、何と言っても
今現在の僕の頭の中を完全に支配し切っている“彼とElvis Cafe”にかかる
プレッシャーをも記憶の片隅に追いやってくれて、此処でのひと時であるけど、
すっかりとリフレッシュされた心の隅から清々しい気持ちになった気がした。


帰る際に入り口付のローズマリーに別れを告げようともう一度
カメラのファインダーを覗いた瞬間、先程店員さんが教えてくれた
何気無い一言が僕の頭を過ぎった・・・

  あら、ローズマリーの花はもう遅いわよ!!
  花を見るのならその時期に来なければ駄目なのよ。


そう言えば彼だって旬のスイーツやパンに拘っていたっけ・・・
それなのに、僕は安易に決めてかかっていたのかも知れない・・・


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えっ、それにしても如何してすぐにアクセスばかりかコメントまで来たかって?

それは・・・つまり・・・
そう、実はこの、僕のブログ“Elvis Cafe”は・・・


他ならぬ“彼”に紹介されたんだ・・・しかも、僕のニックネームは・・・
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by mary-joanna | 2009-07-28 01:09 | 色は匂へど

イ.イヌもイタチもイロハのイ

あの日から二週間が過ぎた7月初旬、僕は自宅から車で1時間弱のある場所を訪れた。
栃木、群馬、、埼玉、茨城と、4つの県の境に位置するこの場所にやって来たのには、
今後の僕の活動に欠かす事のできない二つの大きな理由があったからなのだ・・・

その場所というのは・・・


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渡良瀬遊水地


日本一の大きさを誇る遊水地は同時に日本でも有数の湿地帯として
動植物をはじめ豊かな自然の宝庫にもなっていたのだ。

国道354号線を群馬県側から進んできた僕は、板倉町、北川辺町と抜けて
いよいよ手前に茨城県古河市との境に架かる三国橋を望む場所にやって来た。


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広大な大湿原の中で“例のモノ”を探し出す事はおろか、まさに迷宮と呼ぶに相応しい
この緑の中に分け入っていくのもままならなかった僕は、以前からこの道を通る度に
気になっていた場所を遊水地での最初の散策場所とする事に決めていた。


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近づいてみるとその迫力にただただ圧倒されるばかりの非常に大きな水門。

少し離れた国道からもその存在はハッキリと確認する事ができたので、
もし機会があればすぐ傍まで行ってみようと思っていたのだった。


そう言えば、この前のあの店の前にも小さな小さな水門があったっけ・・・


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そんな水門の手前の草むらには淡い紫色をしたアカツメクサが群生していた。
(尤も、アカツメクサは遊水地の至る所で見かけるのだが・・・)

まるで鞠の様な可愛らしい出迎えに、僕は幸先の良さを期待したが、
そんなに簡単には事は運ばなかった様だった・・・


とは言えやはり此処は自然の宝庫であり、3月下旬にいったんリセットされた
植物が新たに芽吹き、すくすくと生い茂る季節でもあったので、少し見渡すと・・・


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真っ赤な木の実は鮮やかに輝き・・・


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蝶々をはじめ、虫たちも心躍らんとばかりに花々に群がっていた。


コンクリートのブロック状になった水門の土手を下っていくと背丈ほどもあろうか
という高さの灌木や雑草が生い茂っていて岸まで続く道(の様なもの)が伸びていた。

いくら“例のモノ”を求めてやって来たとは言え、この中に入らなくても・・・
と思った僕だったが、何処にあるのか見当もつかなかったので、とりあえず
長袖のシャツに着替えて思い切ってこの僕にとっての“密林”に飛び込んだ。


堤防から岸までのちょうど中間くらいの所だろうか、
ほぼ緑一色で覆われていた視界に明るい色を見つけた。


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綺麗なオレンジの花弁が幾重にも重なった存在感のある大きな花は、
この灌木の林の中にあって一層インパクトを大にしていた。

後から調べたところによると、このヤブカンゾウと呼ばれるユリ科の花は
この時期、遊水地の土手沿いで見る事ができるらしいが、僕が実際に
目にする事ができたのはこの一輪だけであった・・・


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でも、やはりここまで広いと気を付けて散策すればヨシやオギの間から
これまで見た事も無かった様々な草花に出会えたりもするのだ。

白いラッパの様なヘクソカズラに、思わず“ヒトデ”と言いたくなるガガイモ
此処ではごく普通に見る事ができるよ、と地元の方から教えて頂いたが、
花屋で見かける事の無いこれ等の植物は僕にとって非常に新鮮に映った。



さて、肝心の“例のモノ”であるが、その種類に対しての指定は無く、
変な話ではあるが、僕が自分で答えを見つけなければならなかった。
そればかりか実のところ場所に関しての決まりも無く、今回この場所を、
この渡良瀬遊水地を選んだの全く以って僕自身なのだった。

これから始まる一連の作業(ゲーム?・・・使命?・・・)のルールはたった一つだった。


それはつまり・・・


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「イヌタデ」

どうやら見つける事ができたようだよ。

見渡す限りのヨシの中へと分け入って行く事は無かった。
道端近くので草むらで一旦お目にかかると、ヒルガオやツメクサと
同様に彼方此方で出会う事のできるピンク色の粒々としたタデの一種。

まるで尻尾の様にシュッと伸びた形が名前の由来かとも
思ったけれど、如何やら食用にすらならないと言うのが語源らしい。


兎に角、漸く見つける事ができたのかと安堵の気持ちで
駐車場に戻ろうとしたその時、もう一つ気になる植物と目が合った。


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「イタチハギ」

先程の植物が“イヌ”なら、此方は“イタチ”だそうな・・・

此処、渡良瀬遊水地で野生の“イヌ”と“イタチ”に出会った僕は、
この広大な緑と水の楽園に別れを告げ、次なる目的地に向かった。

また、近い再会を約束して・・・ね!!



これで“今回の任務”は終了かって?
いや、記念すべき第一回目にこの渡良瀬遊水地を選んだのはこれからの
僕にとってもう一つ必要不可欠な“あるモノ”を“手に入れる”為でもあった。

そう、“彼”も手に入れた同じ場所へ・・・


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水門から遠目に眺めていたあの橋を渡り古河市内に入ると、
水辺の風景は一変して情緒ある古い街並みが姿を現してきた。
そして僕は登録したナビに従って駅の方に向かって車を走らせた。

駅を過ぎて細い路地に入り更に少し進んだ光景は、
一見どの街にもありそうな商店街の佇まいのそれであった。


でも、僕が訪れたかったのは他でも無いこの通りなのだ。


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この店の扉を開ける瞬間の僕は、二週間前のあの店の時と
同じ位の高揚感でありながら何処か異質な空気も流れていた。

あの時には感じなかった無言のプレッシャーと言ったら良いのか、
今回は此処でどうしても手に入れなければならない“あるモノ”が・・・


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そうそう、彼の日記でも触れていた目の前にある豆腐屋さん・・・

実際に目の当たりにした僕は、初めて目にするのにもかかわらず、
まるで彼と一緒に訪れたかの様に妙に納得してしまったのだった。


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非常に奥行きのある店内だった。
この細長いスペースの各所其々に個性があって、
座る場所によって全く趣きが違ってくる様に思われた。


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淡いスカイブルーの壁の奥に構える存在感のある白い街灯用のランプ。
非常に印象的な光景で、僕の心の奥底を優しく照らしてくれる様に思われた。

僕が本当に照らしてほしいのは、今迷い悩んでいるこれからの道筋・・・
いや、此処まで来たのだから、もう迷いなんて無い筈なのだけど・・・


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一番奥の部屋は確か彼のお気に入りのスペースであった。

この部屋のテーブルで、“例のアレ”も撮影していたんだよなぁ・・・


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今にして思えば、僕もあの方と同じテーブルで、同じアングルで、
そして同じラテアートにしてもらっても良かったのかも知れなかった。

でも、どういう訳か此方のカウンターに座ってみたかったのだ。
あの、もう芸術としか言いようの無いラテアートの技術をより近くで
拝見してみようという衝動に駆られていたのは勿論事実なのだけれど。


この店にやって来た経緯とラテアートに対する思い入れ、また、
どうしても撮影させて頂きたい理由など、矢継ぎ早に発せられる
僕の申し出にも(彼に関しては幾分呆れ気味でもあったのだが・・・)
本当に快く応じて下さった店主を含めた三人のスタッフには、
この場を借りて心より感謝の意を述べておきたいと思う。

だって、クオリティーの高さは元より、こんなにもロマンティックで
様々な想いに浸っていられる芸術的で可愛らしい“アート”を僕の・・・
「Elvis Cafe」のプロフィールに惜しみなく提供してくれたのだから!!


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一体、どれくらいの間このカップを見つめていただろうか。

「冷めるよ!」って促されてはじめてハッと我に返った僕は、
やっとカメラのシャッターを切り始める始末だった・・・

以前、雑誌か何かで読んだあるバリスタの言葉に、
「カフェラテは出来たてが一番美味しい」というのがあったけど、
もしそうだったなら、この店のカフェラテは本当に罪つくりだね・・・


だって、きっとこれからも僕には出来たては飲めないから・・・


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漸く今回の二つの目的を完遂した僕は、今日何も食べていなかった事に
気付いて、不思議な事なんだけどその途端にお腹が空いてきた。

そこに運ばれてきたのが、この「フレンチトースト」だった。
バターの香りに包まれたふんわりとしたトーストにたっぷり染み込んだ
とろけるような甘さが僕をこの上なく幸せな気持ちにしてくれていって・・・

なぜ彼がイチオシしていたのが十分納得できたひとときだった。


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花の香りの“イロハのイ”
やっと見つけた“イロハのイ”
まだまだ最初の“イロハのイ”


自分から提案した事とは言え、これから先の長い長い道のりは
僕自身全くイメージする事もできず、のんびりとこの素敵な空間で
甘いフレンチトーストを頬張りながら可愛らしいアートがゆっくりと
しぼんでいくのを勿体無さげに唯ぼんやり眺めているのだった・・・


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みなさん、こんにちは♪ ( *・∀・)ノ


突然の事ではありましたが、この場をお借りしまして
ブログのお引越しをしました事を報告したいと思います!

これまでのCindy日記は主にカフェ&パン屋さんを
紹介するブログでしたが、今度のテーマはズバリ・・・“お花”なのです!!

もともと草花の写真を撮りたいなぁ~って想いはずっと持ち続けていたのですが、
ミクマリさんをはじめ、Cindy日記に登場するお店の周りには素敵な自然が
いっぱいあって、ブログを新しくするにあたって是非ともお花紹介のブログに
しようと決めておりました~~!! o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o ♪♪

ただ、野生の草花の名前を同定するのは実際にやってみると本当に難しく、
迷いながら本やネットを調べまくっています・・・(〃゚д゚;A アセアセ・・・

ですので、もし名前が違っていましたら・・・
大変お手数ですが是非ともCindyに教えて下さい!! (*≧∇≦)ノ 


それでは、これからも宜しくお願い致します♪ m(_ _)m
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by mary-joanna | 2009-07-24 18:19 | 色は匂へど